好きな武将が登場するリーチについて
今回の武将は「前田利久」。
漆黒の衝撃では、「月と涙と・・・」リーチに登場している。
そしてこのリーチでは、「前田慶次」と養父である「前田利久」とのストーリーが展開されている。
ここでは、原作の内容を少しだけ紹介。
(ちなみにこの記事の写真は、「花の慶次X~雲のかなたに~129Ver」に登場するシーンです、「漆黒の衝撃」ではありません)
血の繋がりがないとはいえ、派手好きで稀代のかぶき者である「前田慶次」の父親とは思えない真面目で小柄な武将として「前田利久」が登場している。
死期を悟った利久のもとに、ふらっと現れた慶次が、何も語らずに、優雅に舞いを披露する。
「茶など一服進ぜましょう」と慶次。
そんな慶次の元に、最後の力を振り絞り、フラフラながら近づいていき、腰を下ろす。
「頂こうか・・・」と答える利久。
そして慶次は、静かに茶を点て始める。
「父上、あの世でもお元気で」と慶次。
慶次の点てたお茶を一口飲む。
「慶次・・・よき茶であった」と利久。
そしてそのまま慶次にもたれ掛かるように静かに息を引き取る。
育ての親である「前田利久」の死により、「前田慶次」を前田家に繋ぎとめておく鎖がなくなる。
そしてこの日を境に、「前田慶次」は活躍の場を、全国に移すことになる。
「前田利久」の死は、戦国一の傾奇者伝説の始まりの日でもあった。
「月と涙と・・・」リーチに登場する「前田利久」も、地味ではあるが、大好きな武将の一人である。