演出の見せ方って本当に大事だと思う。
ユーザーをガッカリさせる演出の見せ方はもったいないと感じる。
その点、初代花の慶次~雲のかなたに~のランクアップボーナスの見せ方は上手かった。
ランクアップボーナスとは、要は少ない出玉の確変大当たりだ。
確変は継続するけども、出玉は約500個だけよというやつ。(500個以上の場合もあるが)
バトルタイプの機種でせっかくバトルに勝ったのに16Rに昇格せず少ない出玉しか獲得できないという機種は多い。
例えば歴代の北斗の拳シリーズや初代の真・北斗無双、仮面ライダーフルスロットル闇のバトルVer.などだ。
必死の思いで強い相手に勝ったのに(見守るだけだが)ちょろっとの出玉しかもらえないのはメンタルにくる。
その点初代慶次が上手かったのは、1度負けてガッカリさせた後の復活当たりのような見せ方でランクアップボーナスを採用したことだ。
確変の戦モード中、弱い演出から確変終了のピンチである本陣急襲演出に発展。
「うわ~終わったぁ…」と諦めた瞬間「大ふへん者」のマントが落ちてきてランクアップボーナス。
確変終了を覚悟していたものだから、例え出玉が少ないとしても確変が継続するなら全然OKという気持ちになって許してしまうのだ。
初代花の慶次があれだけユーザーの人気を得たのは、圧倒的な出玉の爆発力はもちろんのこと。
しかしそれだけでなく、こうしたマイナス部分の見せ方の上手さがあったのではないかと慶次好きの自分は思うのである。