ルパン三世で市民権を得たタイマー演出。
カウントダウンされるタイマーが0になった瞬間にチャンス演出が発生するおなじみの演出だ。
ルパン三世でタイマー演出が人気を得ると、どのメーカーもすぐさまタイマー演出を採用した。
赤慶次(真・花の慶次2)と黒慶次(真・花の慶次2漆黒の衝撃)もご多分にもれずそうで、骨字読み演出として採用された。
正直、自分は赤慶次で初めて骨時読み演出を見たときの印象はそれほど良くなかった。
理由は「単純」だから。
タイマーのカウントダウンが始まった瞬間に、どのタイミングで0になるかが想像できてしまう。
要は、熱いかどうかが、カウントダウンが始まった瞬間にわかってしまうのだ。
だから自分は嫌いとまでは言わないけど、わりと冷めた目で見ていた。
しかしその後さまざまな機種のタイマー演出を見て、その印象が変わってきたのだ。
「単純」って良い!!
骨時読み演出が大当たりに期待ができるかどうかの判断基準は単純で「テンパイ前に0になるのか、テンパイ後に0になるのか」だ。
テンパイ前に0になる場合は、たいてい擬似連が継続するだけの寒い演出。
テンパイ後に0になる場合は、慶次ボタンやスペシャルカットイン演出、キセル演出や慶次フラッシュ赤など激熱演出が発生するのだ。
この間、ルパン三世 LAST GOLDを打ち、タイマー演出でガックリしてしまった。
タイマーはわりと熱い99秒でスタート。テンパイ後のリーチ中に0になるので期待していたら、五エ門のリーチに次元が参戦しただけであっさりハズレた。(ちなみにルパンも参戦しないとほぼ当たらない)
ルパン三世はタイマー演出の元祖であるだけに、開発者は気合いを入れてタイマー演出を進化させたのだろう。
しかしそのせいで複雑になり過ぎている。タイマー演出のパターンが多すぎるのだ。
だから熱いパターンと寒いパターンが分かりづらいし、分かりづらいが故にガックリきてしまうのだ。
赤慶次と黒慶次の開発者がそこまで考えて単純にしたのかはわからない。
でも、単純さが超良い感じ!
ぜひとも続編でも良い感じの単純さを変えないでほしい!