2007年に登場しマックスタイプの一大ムーブメントを巻き起こした初代花の慶次~雲のかなたに。
2年後の2009年に2作目として登場した花の慶次~斬も自分は大好きだった。
ところで、「大ヒットしたパチンコ機の2作目はヒットしづらい」というジンクスがパチンコにはあるのではないだろうか。
例えば牙狼。
当時珍しい1種2種混合機として登場した初代牙狼はその爆発力でパチンコファンの心をわしづかみにした。
では2作目はどうだったか。2作目の牙狼~RED REQUIEM~を覚えている人は少ないだろう(苦笑)。
2作目の牙狼は通常時に潜伏確変がループするスペックだった。
この潜伏確変ループがパチンコファンに受け入れられなかった。
さらにはウルトラセブン。
初代の人気は言うまでもない。
そして2018年に登場したウルトラセブン2の惨状は記憶に新しい。
そういったジンクスがありながらも、花の慶次斬の稼働は長く続いたと記憶している。
その要因として個人的に思うのは、初代のスペックや演出を踏襲したことだ。
パチンコファンは好きな過去の機種に対して思い出を引きずっている。
まるで昔の恋人のことのように(笑)。
「あんなことあったな」「こんなことあったな」
そんな思い出をずっと引きずっているのだ。
だからこそ、前作と違う点があると「これは俺が好きな○○じゃない!」と落胆するのだ。
花の慶次斬は初代同様、大当たり確率約399分の1、確変突入率80%のバトルタイプ。確変中の真戦モードは城門突破演出を踏襲した。
初めて花の慶次斬を打った時、安心したのをよく覚えている。
これは確かに慶次だと。
おそらく、慶次ファンみんながそう思ったのではないかと思う。だからこそ、稼働が続いたのだろう。
前作を踏襲するという決断はメーカーも悩んだと想像する。
変化がなさ過ぎると「進化してない」と言われるから。
そのような中で慶次ファンを納得させたメーカーには大きな拍手を送りたい!